2022年11月から休業が続いていた福岡県糸島市の温泉施設「二丈温泉きららの湯」が、12月20日に新たな運営会社の下で営業を再開する。施設の改修も行われ、関係者向けの内覧会が19日に開かれた。
「きららの湯」は合併前の旧二丈町が建設した。市が2017年に民間へ無償譲渡したが、コロナ禍などによる経営悪化で休業し、市に返還。市が再譲渡先を公募し、今年10月に飯塚市の食品プラントメーカー「フリーザーシステム」に譲渡した。
20日には、大浴場と山側エリアの露天風呂、レストランが営業を再開。浴槽のタイルやレストランの調理場などを一新した。マッサージエリアや休憩エリアなども順次オープンし、来年4月にはプールエリアなど、6月には岩盤浴やサウナ、家族向けの遊び場などの営業を始める予定。同社の松下爾仁社長は「温泉の魅力を生かしながら、地域に愛される施設にしたい」と話した。
営業は午前10時~午後9時。月、火曜は定休日だが、12月27日~来年1月8日は休まず営業する。大浴場の利用料は大人790円(市民750円)、子ども420円(同400円)。