北九州市立美術館分館(小倉北区)が3月末で休館することになった。市が2月13日、明らかにした。
分館は2003年に商業施設「リバーウォーク北九州」の4、5階に開館。ピークの10年度には延べ約14万6000人が来館したが、22年度は約6万人だった。今後、屋外での展示イベントやデジタル技術を活用した企画などを検討する。
また、市ゆかりの文学者の作品などを紹介する「北九州文学サロン」(同区)は3月末で閉館する。
いずれも市が行財政改革のために行った今年度事業の総点検で、見直しの対象となった。両施設の休館・閉館により、維持管理費など年間約4380万円の削減につながるという。