福岡県大牟田市で2月12日に開かれたイベント「絆と夢の青春祭」で、市民らが折り紙で作ったツバキの花をパネル(縦1.8メートル、横5.4メートル)に貼って制作した「KIZUNA」の言葉が、ギネスブックの世界記録「折り紙で作った最大の言葉」に認定された。使った折り紙の枚数は1万3079枚で、これまでの世界記録の1万10枚を大きく上回った。
高校生が発案「街の活性化に」
ギネスへの挑戦は2023年6月頃、青春祭を企画・運営する高校生が発案したのが始まり。市の花・ヤブツバキにちなみ、同12月~24年2月初旬に市内の小学生や中高生、大学生らが4センチ四方の紙でツバキの花を折ってパネルに貼っていき、アルファベットの6文字を完成させた。
大牟田文化会館で開かれた青春祭では、ギネスの公式認定員が折り紙の枚数などを判定し、世界記録達成を確認した。発案者の大牟田高1年の生徒は「街の活性化につながればと思って提案した。達成できてうれしい」と喜んだ。
関好孝市長は「若者の力で達成できた。この気持ちを大人も引き継いで大牟田を元気にしたい」と話した。作品は今後、市内の公共施設で展示するという。