北九州市戸畑区の市立美術館本館で近代日本画の巨匠・横山大観(1868~1958年)の名作50点を紹介する「足立美術館所蔵 横山大観展」(読売新聞社などの実行委員会主催)の来場者数が4月19日、1万人に達した。
筑紫野市の主婦へ記念品贈る
同展は市立美術館の開館50周年を記念し、足立美術館(島根県安来市)の所蔵作品から厳選した初期の代表作「無我」や円熟期の大作「紅葉(こうよう)」などを展示している。
1万人目となったのは、福岡県筑紫野市の主婦梅永宇根子さん。記念セレモニーで北九州市立美術館の後小路雅弘館長から図録などの記念品を受け取った。足立美術館を2度訪れたことがあるという梅永さんは「『無我』が好きで引き込まれます」と話していた。
5月19日まで。観覧料は一般1700円、高校・大学生1300円、小中学生900円。月曜休館(祝日や振り替え休日の場合は翌火曜)。問い合わせは市立美術館本館(093-882-7777)へ。