新幹線を活用して広域から観光客を呼び込もうと、北九州市とJR西日本は5月7日、観光分野などで協力する連携協定を締結した。
協定に基づき、同社は関西や福岡空港から外国人観光客を小倉駅に誘導するため、食や夜景といった同市の魅力をPRし、すしを割安で食べられるクーポンを発行。集客力の高いコンサートやスポーツイベントなどの誘致・開催でも協力する。同市は新幹線の輸送障害などで帰宅が困難になった乗客を小倉駅近くの西日本総合展示場などで受け入れる。
同社が政令市と同様の協定を結ぶのは初めて。武内和久市長は市役所で行われた締結式で「観光都市として次のステージに上がる大きな一歩にしたい」と語り、同社の魚本佳秀・福岡支社長は「すし店や小倉城など有力なコンテンツが(周囲に)点在する小倉駅を活用し、もっと多くの人が北九州市を訪れる仕組みをつくりたい」と述べた。