福岡市は6月11日、花をテーマにした国際的な展示会「Fukuoka Flower Show(福岡フラワーショー)」を2026年3月から開催する方針を発表した。25年3月には市植物園の改修に合わせて、プレ大会として同園内で花のコンテストやガーデン展示などを行う予定だ。
26年3月から「福岡フラワーショー」
市が目指すのは、英国・ロンドンで毎年5月に開催している世界最高峰のフラワーショー「Chelsea Flower Show(チェルシーフラワーショー)」。各国のデザイナーによるガーデンなどが並び、20万人以上が来場する。
英国のショーの期間中は、園芸に関する多くの商談なども行われる。市は福岡でショーを実現し、花き農家の振興や国際ビジネスの促進などにつなげたい考え。英国のショーを主催する王立園芸協会からも運営や作品の評価基準などに助言をもらうという。
市は、市植物園のプレ大会で本大会開催に向けた試行を行う予定。今後、花き農家関係者らと協議して詳細を決めていくという。5月に英国のショーを視察した高島宗一郎市長は「福岡らしさを追求していくと独自の面白い発展をするのではないかと期待している」と話した。