夏涼しく! 「久留米絣大博覧会」大丸福岡天神店で開催中

 福岡県の筑後地区を代表する伝統工芸品・久留米絣(かすり)の魅力を伝える「久留米絣大博覧会」が、福岡市・天神の大丸福岡天神店で開かれている。3000種類以上のデザインの「もんぺ」が販売されるほか、「染色」など約30もの工程を紹介するコーナーが設けられている。8月5日まで。

もんぺ3000種


様々なデザインの久留米絣のもんぺが並ぶ会場

 久留米絣の技法は、国の重要無形文化財に指定されており、伝統的な幾何学模様や藍染めに加え、ポップな色柄の製品も作られている。丈夫で普段使いしやすい上、夏は涼しく、冬は暖かいという特性がある。

 大博覧会には21の織元や問屋が出店し、ワンピースやTシャツ、羽織といった衣類のほかに、エコバッグなどの小物も並べた。久留米絣組合連合会の山村健会長は「久留米絣は肌触りが良く、長く使うほど体になじんでくる。その良さを伝えていきたい」と話した。


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