ドームと地下鉄の間に動く歩道 ホークスが福岡市に提案
福岡市が来年度に向けて改定を進めている交通政策の基本的指針「都市交通基本計画」で、民間事業者に募集していた企画案の中にプロ野球・福岡ソフトバンクホークスが、本拠地のみずほペイペイドームと最寄りの地下鉄駅を動く歩道で結ぶ提案をしていることがわかった。市は今後、実現可能性や採算性などを検討していく。
ホークス側の提案では、ドームと駅の間に高架構造で屋根付きの動く歩道を設置。利用者の安全性や利便性を高め、観光の活性化などにつなげるという。
ドームと最寄り駅の市地下鉄・唐人町駅の間は約900メートルの距離があり、プロ野球の公式戦やイベント時に多くの利用者が歩いて行き来することから、不便さや混雑が課題となっていた。同社は市に対し、公共空間の占用許可や補助の検討などを求めている。
この企画案を含め、民間事業者から計10件の提案があり、バッテリーで自走するロープウェーの導入や、すでに市内で稼働している連節バスに新たなルートを加える案などが寄せられた。