パリ五輪で二つのメダルを獲得した卓球女子の早田ひな選手(24)(北九州市出身)が9月9日、福岡県庁で服部誠太郎知事らにメダル獲得の報告を行った。
団体で銀メダル、女子シングルスで銅メダルに輝いた早田選手は、二つのメダルを首にかけて県庁を訪問。出迎えた大勢の職員に、勝利後に見せていたポーズを披露するなどした。
利き腕にけがを抱えながら試合を戦った早田選手は「乗り越えられないかもという思いもあったが、たくさんの方に支えていただいた。(夢だった)金メダルには届かなかったが、いろんなことを学んだオリンピックだった」と笑顔で振り返った。
服部知事は「歯を食いしばって乗り越えて、見事にメダルを獲得された姿は多くの人に勇気を与えた」とたたえた。11月には地元の北九州市で卓球の世界ランキング上位選手が参加する国際大会が開催される予定で、早田選手は「まずはけがを治して、しっかり準備して結果を残したい」と話していた。