「いけばなの根源池坊展 福岡花展」が岩田屋本店で開幕

 「いけばなの根源池坊展 福岡花展」(池坊華道会主催)が9月25日、福岡市・天神の岩田屋本店で始まった。九州地区で初めて池坊家3代の大作を披露しているほか、九州で活動する華道家の作品も並ぶ。30日まで。

池坊家3代の大作を展示


会場に展示されている華道家元四十五世の池坊専永さんの大作

 1953年から岩田屋で開いており、72回目。今回のテーマは「華の軌跡」で、華道家元四十五世の池坊専永さん、次期家元の専好さん、青年部代表の専宗さんの池坊家3代の大作のほか、九州の華道家たちが手がけたコスモスなど秋の花材を使った作品を展示している。期間中、2日ごとに作品を入れ替え、延べ約300点を紹介する。


趣向を凝らした作品が並ぶ会場


 開会式で専永さんは「生け花は売ることも買うこともできないが、先生の歩みを弟子に伝え続けるという素晴らしい道の世界。生け花を鑑賞していただき、心の癒やしとなることを願っている」とあいさつした。


 入場は午前10時~午後6時半(26、28、30日は午後4時半まで)で、入場料1000円(高校生以下無料)。


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