九州運輸局は、久留米市、宗像市、飯塚市、行橋市など福岡県内39市町村のタクシー運賃について、10月1日から値上げを行うと発表した。運賃改定後は、普通車の初乗り運賃上限額が現行の「1.5キロ700円」から「1.5キロ780円」へ80円上がり、加算運賃も「286メートル80円」から「255メートル80円」に値上げとなる。
燃料価格高騰などで
同運輸局によると、燃料価格高騰への対応や運転手確保に向けた労働条件改善などが理由で、今回の地域内のタクシー事業者79社が2023年12月~24年3月に運賃改定を申請していた。運賃改定によるタクシー事業者の増収率は11.84%と見込まれている。
今回の運賃改定の対象地域は、福岡市とその近郊の計15市町、北九州市とその近郊の計6市町を除いた県内39市町村。福岡市など15市町は23年8月、北九州市など6市町は22年9月にタクシー運賃の値上げが実施されている。