北九州市立美術館の開館50周年を記念し、戸畑区の同館本館で開催中の「大コレクション展―あの時、この場所で。―」(読売新聞社などでつくる実行委員会主催)の来場者数が10月1日、1万人に達した。
同展は1974年11月の開館以降、購入したり、寄贈を受けたりした収蔵品約8000点の中から、ドガやルノワール、葛飾北斎らの作品約200点を展示し、半世紀にわたる収集のあゆみを振り返っている。
1万人目となったのは、同市小倉北区から訪れた医療法人理事の村田規子さん(85)。セレモニーが行われ、上田伸一副館長から記念品のトートバッグが贈られた。村田さんは「良い作品ばかり展示されている。北斎が好き」と話した。
会期は11月10日まで。観覧料は一般1500円、高校・大学生1100円、小中学生900円。月曜休館(10月14日、11月4日は翌火曜)。問い合わせは市立美術館本館(093-882-7777)へ。