福岡市・天神の就労移行支援事業所「テックキャンプ就労移行スクール(TCS)福岡校」は11月22日、受講生による文化祭「TCSフェス2024」を開く。
同事業所は4月に開所した。注意欠陥・多動性障害(ADHD)といった特性のある受講生ら25人がプログラミングの基礎を学んで、IT業界などへの就労を目指している。
当日は受講生が開発したゲームと、質問に答えるとAI(人工知能)が即興で作曲するアプリの体験コーナーが登場する。そのほか、臨床心理士の村中直人さんが発達障害者らの高い集中力や知識を生かす「ニューロダイバーシティ」について講演する。
また、ADHDの当事者で、事業所の開設に携わった片渕一暢さんや受講生が「発達障害者が活躍できる組織とは」をテーマに意見を交わす。
午前10時~午後5時。入場無料。先着70人に、発達障害者らに取材した手製の小冊子「ZINE」を配布する。講演は申し込みが必要。問い合わせは同事業所(092-600-2990)へ。