TRY!スマソる? 福岡県民が考えた減塩弁当の販売開始

 食塩の適正摂取を呼びかける福岡県のプロジェクト「TRY!スマソる?」で、県民から募集した減塩レシピをつかった「スマソル弁当」が2月から県内のスーパーマーケットで販売される。

イオンや西鉄ストアなどで

 2016年の国の調査では、県民1人あたりの食塩摂取量は男性11.7グラム、女性9.5グラムで全国平均(男性10.8グラム、女性9.2グラム)を上回っている。塩分のとり過ぎは高血圧を招き、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などのリスクを高めるとされ、県は23年度から減塩を呼びかけるプロジェクトを始めた。


「ご飯が進む!鶏肉のマーマレード味」(左)と、「トマトジュースで!サバの煮込み風」の弁当

 県は▽食塩相当量2.5グラム以下▽エネルギー500~700キロ・カロリー▽たんぱく質13~23グラム――の3要件を満たした弁当を「スマソル弁当」と定義。24年、だしや香辛料を活用した減塩レシピを募集し、全173作品のうち、大学生が考案した2品を弁当製造の「めん食」(熊本市)が商品化した。

 塩こうじ入りのトマトベースにサバをつけ込んだ「トマトジュースで!サバの煮込み風」と、しょうゆとショウガで下味をつけた鶏もも肉にマーマレードソースをあえた「ご飯が進む!鶏肉のマーマレード味」の2種類。価格はいずれも478円で、3月までイオンや西鉄ストア、ハローデイなどのスーパーで販売される。


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