火災跡地に「魚町みらい広場」開業 北九州市・小倉北区

 北九州市小倉北区魚町の市街地で2024年1月に起きた大規模火災の跡地が5月9日、「魚町みらい広場」としてオープンする。第1弾のイベントとして「北九州ハイボールフェスタ」が同日夕から11日まで開催される。

9日からハイボールフェスタ


初イベントが行われる魚町みらい広場

 フェスタには、市内外から12店舗が出店。肉料理や焼うどんなどと一緒に、希少なウイスキーを使ったものを含む様々なハイボールなどを楽しめる。

 火災は同年1月3日に発生。飲食店街「鳥町食道街」などの36店舗、住宅1世帯を含む約2730平方メートルが焼損した。地権者らは跡地について協議を進め、一部を不動産会社「リアルエステートサービス」(小倉北区)が5年間借り上げ、暫定的に広場として活用することとなった。

 同社も火災で所有するビルが被害を受けた。飯田大樹社長は「地元民として小倉の真ん中が更地になり、悲しかった。イベントを通して、この街がどう変化していくか、楽しく考えていければ」と意気込む。

 今後は月に数回ペースでイベントを開催する方針。5月末のナイトシアターをはじめ、夏にはビアテラスや水かけ祭りなどを予定しているという。


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