福岡市植物園に新たなエントランスガーデンが来春誕生へ
福岡市は5月13日、2025年3月に予定する国際ガーデニングイベント「福岡フラワーショー」を22~26日、市植物園(中央区)を主要会場に開催すると発表した。入り口近くを改修し、来場者を迎える新たなエントランスガーデンが誕生する。
3月22~26日に福岡フラワーショー
市の計画では、入り口近くに直径約16メートル、高さ約3メートルの円形のパーゴラ(日陰棚)を設置。その下に直径約8メートル、深さ約3センチの水盤を設け、季節の花や緑で装飾する。
約300種600株のバラや約1万株の草花で彩ったガーデンを作り、バラのアーチや休憩ができるデッキテラスも整備する。総工費は約1億9000万円。8月頃に着工し、来年3月上旬に完成する予定。
市によると、今年3月23~27日に同園であったプレイベントには約3万8000人、有料の特別エリアには延べ約1万人が訪れた。市は来年の開催に合わせ、博多や天神の通りをチューリップで彩り、民間企業にも協力を呼びかける方針。高島宗一郎市長は「まち全体で楽しめるような準備をしていきたい」と話した。