福岡市中央区今泉2の国道202号(国体道路)の車道や歩道が陥没した事故で、市は6月20日、地下の雨水管の調査を開始した。安全性を確保するため、雨水管の周辺にコンクリートを含んだ液を入れて補強した後に、管内の土砂を取り除いて、管の破損状況などを調べる。
市などによると、事故は10日午前9時50分頃に発生した。市は同日午後に埋め戻し作業に着手し、11日午前6時50分頃に復旧した。
陥没箇所付近では、市の雨水管工事を行っており、市道路下水道局の調べでは、5月28日に地下約10メートルに敷設している雨水管の本管(内径約3.5メートル)に土砂が流入していた。6月10日にも同じ管内に土砂が流れ込んでおり、市は何らかの原因で雨水管が損傷して穴が開き、そこから土砂が流れ込み、道路が陥没したとみている。
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