「小児がんの子どもたちの絵画展」 福岡市で11月19日から

2025.11.18

 「小児がんの子どもたちの絵画展」が11月19~21日、福岡市博多区の福岡国際会議場で開かれる。闘病中に描かれた作品など全国から30点が出品される予定で、主催する公益財団法人がんの子どもを守る会(東京)が来場を呼びかけている。


会場で展示される「玉入れ」(がんの子どもを守る会提供)


全国から原画30点出品

 小児がんへの理解を広めようと、全国を巡回している公募展で、市内で行われる医療系の学会に合わせて企画された。福岡での開催は2013年以来。

 会場に並ぶのは全て原画で、印刷物や写真では伝わりにくい、子供たちの鮮やかな色づかいや繊細ながらも力強い筆致が感じ取れる。家族らが寄せたメッセージも添えられ、作者の人となりや作品に込められた思いがうかがえる。30点のうち、1点は県内からの出品という。

 同会の恩田聡美さんは「原画ならではの『息遣い』が感じられる。小児がんの子供たちの状況を少しでも知ってほしい」と話す。

 入場無料。事前申し込み不要。午前8時半~午後5時半(最終日は午後3時半まで)。問い合わせは同会大阪事務所(06-6263-1333)へ。


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