【熊本】九州プロレスが熊本支社を設立 町おこしに一役
福岡市を拠点に活動しているNPO法人九州プロレスが熊本支社を設立し、熊本県での活動の幅を広げることになった。理事長の筑前りょう太選手が熊本市で記者会見を開き、「念願叶って熊本に九州プロレスがやってくる。いろいろ熊本のことを教えてほしい」と語った。「九州ば元気にするバイ!」との理念に基づき、町おこしに一役買うことを誓った。
プロレスで元気をお届け!
同法人は2008年に福岡市で発足した。熊本には14年からほぼ毎年、訪れており、休日は試合、平日は幼稚園や高齢者施設への訪問活動を通じた地域おこしを行ってきた。一方、年間興行数の約70%は福岡で開催され、県内は約5%にとどまっていた。活動の偏在化を避けようと、九州でも人口が多い熊本市に支社を構えることにしたという。
熊本市役所で6月4日に開いた会見には郷土ゆかりの選手も参加した。九州プロレスの「顔」で08年から所属している熊本県八代市出身の阿蘇山選手は「プロレスの力で熊本に元気をお届けします」と語った。同県玉名市出身のTAJIRI選手は米国の有名団体「WWE」でも活躍。23年から九州プロレスに所属しており、「プロレスが一度も来たことがないような地域にプロレスを届けたい」と力を込めた。
支社設立を記念し、8月24日には熊本市総合体育館(ナースパワーアリーナ)で大会を開催する。3000人規模で開催予定。午後2時開始で観戦無料、当日来場も可。全3試合で対戦カードは未定だが、阿蘇山選手やTAJIRI選手は出場予定という。このほか、リング上では小学生以下を対象にしたプロレス教室も行われる。問い合わせは同法人(092-400-9938)へ。
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