【大分】戦国武将・吉弘統幸の生涯を「かかし」で表現
大分県豊後高田市ゆかりの戦国武将吉弘統幸(よしひろむねゆき)(1564~1600年)の生涯をテーマにした「戦国案山子(かかし)」50体を同市の市民団体「都甲(とごう)史戴星塾」が制作した。9月12~15日、同市新城の都甲地域歴史資料展示場で披露する。
9月12~15日に披露
吉弘は都甲地域に生まれた。15歳で家督を継ぎ、朝鮮出兵で活躍するなど武勇の誉れが高かった。改易された主君の大友家の再興を目指して別府の石垣原の戦いで中津城主だった黒田官兵衛の軍勢と戦い、討ち死にした。
同塾は吉弘の功績を伝えることを目的に、地元有志が2013年に結成。今年が425回忌にあたることから、より広くその生涯を知ってもらおうと会員ら約30人が、木材や古着などを使って約2か月かけて制作した。
生涯を誕生、子供時代、石垣原合戦など10の場面に分け、馬に乗った吉弘や、豊臣秀吉などをリアルに表現した。
9月6日に内覧会があり、河野三男塾長(77)は「活動が過疎化の進む地域の活性化の起爆剤になればうれしい」と話した。
期間中、午前10時~午後4時に屋外で公開する。12日は農産物のバザーも開く。
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