【鹿児島】鹿児島交通が全路線バスを値上げ 10月から

 鹿児島交通(鹿児島市)は、10月1日から全路線のバスを対象に運賃を平均12.06%値上げする。運転手不足による待遇改善や燃料費高騰に対応する。

190円区間→200円など 平均12%増

 鹿児島市内中心部の190円均一の区間は200円、同市内の220円の均一区間は230円となる。初乗り運賃が160円の区間は初乗りを200円に引き上げ、その後、距離に応じて課算する基準賃率は、現行の34円90銭から50円となる。

 このほか、鹿屋市と鹿児島空港(霧島市)を結ぶバスや、川内・串木野新港と鹿児島市を結ぶ高速バスの一部区間も改定の対象となる。同社が受託するコミュニティーバスは除く。

 同社は6月末、九州運輸局に上限運賃変更を申請し、9月1日に認可を受けた。運賃改定は2024年1月以来となる。同社は「利用者には負担をかけるが、ご理解いただきたい」としている。


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