【佐賀】ハーブの精油で地域を元気に! 唐津に蒸留所
佐賀県唐津市と玄海町の農園で栽培されたハーブを蒸留し、香りの成分を抽出した「精油」にする施設が10月19日、唐津市呼子町の呼子朝市通りにオープンする。化粧品メーカー「ACRO(アクロ)」(東京)が、古民家を改修して設けた。蒸留の過程が見学できるほか、香りを楽しむ「ディフューザー」を作る講座の開催などを予定しており、地域活性化につながることが期待されている。
10月19日オープン
同社のブランド「THREE(スリー)」を冠した精油の蒸留所「THREE Aroma Distillery」。同社は唐津市と玄海町にある自社農園でティーツリーやローズマリー、コモンタイムなどのハーブを栽培しており、地域活性化への貢献にもつなげようと、唐津市の補助を受けて朝市通りに蒸留所を開設することにした。
施設では、収穫したハーブを蒸留器に入れ、水蒸気を送り込んで1時間半~2時間ほどかけて蒸留。その後、香りを含んだ水蒸気を冷却器で冷やし、油と水の2層の液体となった油の部分を精油として抽出する。
見学や体験講座も
見学できるのは、蒸留の作業や研究スペース。精油などのハーブを使った商品を販売するほか、11月からはディフューザーやアロマ作りの講座、来年春からはハーブの収穫から精油の蒸留までの流れを体験できるツアーを予定している。
PR担当の斎藤未奈さんは「朝市通りには国内外から様々な年代の人が訪れるので、蒸留所の開設がまちおこしにつながり、ブランドのことや精油とは何かを知ってもらうきっかけになればうれしい」と話している。
問い合わせはスリーのフリーダイヤル(0120-898-003)へ。
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