【佐賀】アイリスオーヤマと佐賀県が協定 防災など連携
佐賀県は10月16日、生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)と、防災・減災や県が2029年春に開学を目指す県立大などの8項目で協力する包括連携協定を結んだ。
県立大の支援も
同社によると、工場が立地する市などとは同様の協定締結を進めてきたが、都道府県との締結は本社を構える宮城県に次いで今回が2例目。角田工場(宮城県角田市)に次いで規模が大きい鳥栖工場(鳥栖市)が県内にあることから、連携強化を図ることにした。
協定を結んだ8項目のうち、防災面では、災害時に県からの要請に応じて飲料水やパックご飯、簡易トイレといった支援物資を同社が供給する。県立大に関しては、企業や団体などと連携した課題解決型学習を同社がサポートするほか、学生の就業体験の受け入れも検討する。
県庁で開かれた締結式で、同社の大山健太郎会長は「連携がより深くなるのをうれしく思う」、山口知事は「(協定を通じて)県の無限の可能性を生かす取り組みをしたい」と話した。
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