中間の仲間を増やしたい!「なかま焼」第1号の器をお披露目
清水さんのデザインを基に制作された作品=CGJ提供
福岡県中間市で進められている新しい焼き物「なかま焼」創りの取り組みについて、「なかま焼プロジェクト実行委員会」の事務局を務める東京の企業は、公募したデザインを基に陶芸家が制作した第1号となる陶磁器作品を発表した。
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直方の清水さんがグランプリ
企業は、伝統工芸の器のサブスクリプション(定額利用)などを手がける「Culture Generation Japan(CGJ)」。同社が窯業拠点を同市に新設したのをきっかけに2026年1月、11の市民団体で構成する実行委が発足した。
4月からデザインを公募し、17件が応募。グランプリには直方市の会社員清水貴子さん(31)、市長賞に中間市職員の山本朝教さん(51)、議長賞に同市立中間東中3年の原杏花さん(15)が輝いた。
清水さんは、かつて5年ほど中間市に住んでいたといい、流れる水、舞う桜、幾重にも重なる土の層などを表現した大中小の皿5セット計15点を提案。「遠賀川の流れや季節の移ろい、土の表情など中間市ならではの風景を意匠として落とし込んだ」という。
新たな文化と産業の創出へ!
作品の発表会は10月22日、同社の新拠点「HUB LABーNAKAMA」で行われた。神奈川県を拠点に活動する陶芸家で、清水さんのデザインを基に作品を制作した今泉卓さんや福田健次市長、CGJの堀田卓哉代表取締役らが出席。
表彰状を受け取った清水さんは「地域の人には親しみを、市外の人には新たな魅力を伝えられたらと思う」と話した。作品は、同社のサブスクで飲食店に貸し出すほか、都内の同社のショップで販売する予定。
実行委と同社は、弥生時代の農耕文化を象徴する「遠賀川式土器」が市内でも出土し、明治から昭和にかけて瓦やれんがが盛んに生産されたことなどを背景に、なかま焼を新たな文化と産業の創出につなげたい考え。同市の異業種交流会「なカッパ会」会長で、実行委会長の北原早苗さんは「なかま焼を通じ、たくさんの仲間ができればいい」と期待していた。







