ロッテの全国「噛む力」調査で福岡県が総合3位に 夕食を噛む回数はトップ

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  • 初の全国「噛む力」調査
  • 秋田県、福島県に続き
  • もっともっと噛んで!!

 チューイングガム国内トップメーカーのロッテ(東京)が、どの都道府県民に噛(か)む力が一番あるかを評価する初めての「全国『噛む力(かむりょく)』調査」を行いました。噛むことへの意識、行動、知識を偏差値化した総合評価で、福岡県は3位に入りました。夕食1口あたりの噛む回数では堂々の全国トップとなり、"最もよく噛む県民"の栄誉に輝きました。

秋田県、福島県に続き

 調査は、各都道府県の20~60歳代の男女各100人にウェブで、①噛むことを意識しているか②夕食時1口あたりの噛む回数③噛むことの健康効果や必要な咀嚼(そしゃく)回数への理解度――など3要素を中心に質問し、その回答結果を集計しました。


 ランキングの総合トップは秋田県で、福島、福岡、大分が続きました。ほとんど噛まずに食べられる、軟らかいうどんが名物の福岡県は「かたいものをよく食べる」という設問で28位に沈みました。一方、夕食時の1口で噛む回数が23回、ガムを月1回以上噛む人が42%といずれも首位を獲得。総合評価で"表彰台"の一角に立ちました。



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もっともっと噛んで!!

 今回の調査では噛む力のほかに、47都道府県の名物料理別の噛む回数のランキングも調査。福岡県代表の「もつ鍋」は、もつ(10グラム)1口が55回で全体の40位と意外な結果に。トップは、熊本県の馬刺しステーキの115回でした。


 調査を監修した和洋女子大学の柳沢幸江教授は「近年は噛むことの研究が進み、よく噛むことが口内環境を改善し、集中力を高めたりストレスを軽減したりするという報告もある」と指摘。専門家は「夕食で1口30回以上」を奨めているのに対し、最もよく噛む福岡県民でも平均23回にとどまり、もっと噛む意識が必要なようです。

 1948年の創業以来、ガムを作り続けているロッテは「総合上位の都道府県に共通するのは、ガムをよく噛んでいること」と強調。そのうえで「調査結果を通じて、噛むことの大切さを知ってもらえたら」としています。


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