博多駅のそばに都市型ワイナリー登場 人気の鶏皮串も楽しめる「竹乃屋」の新店
記事 INDEX
- ブドウに博多へ来てもらう
- 多様な味のワインを提供
- 焼き鳥メニューも充実!
福岡市博多区のJR博多駅そばに5月20日、ワイナリーを備えた居酒屋「博多ワイン醸造所 竹乃屋」がオープンします。新店舗はJRJP博多ビル2階で、運営するタケノ(福岡市)によると都市部に立地するワイナリーは九州初とのことです。
ブドウに博多へ来てもらう
同社は福岡など九州各地に居酒屋「竹乃屋」を26店展開。2020年オープンの福岡空港店(福岡市)で、九州産などのワインを充実させたところ「ビールだけでなく、ワインも鶏皮に合う」と好評で、今回、ワインに力を入れた店を企画したそうです。
ワインを醸造するワイナリーは一般的に、郊外のブドウ畑に併設して造られていますが、車で行けば運転手は飲めません。そこで、「ブドウに博多まで来てもらおう」と、博多駅の近隣などで働く人が仕事帰りに気軽に立ち寄れる場所に出店しました。
6基が並ぶ醸造用タンクはスロベニアから輸入し、4月に設置作業を終えました。6月から、まずはチリ産のブドウを用いて店内での醸造を始めます。
多様な味のワインを提供
店内で醸造したワインの提供を始めるのは9月になる見込みです。それまでは、東京と大阪のワイナリーから仕入れたものを扱います。店内では最大6種類の醸造が可能で、多様な味を提供していく考えです。
国内のブドウの収穫期には九州産を取り寄せる計画です。そのほかの時期は、オーストラリアやニュージーランド産を輸入して通年で醸造することにしています。
焼き鳥メニューも充実!
飲食スペースには96席を用意し、竹乃屋各店で人気の「博多ぐるぐるとりかわ」など、鶏皮をはじめとした焼き鳥メニューを充実させます。「博多豚骨焼きラーメン」「宮崎産ハーブ豚のとんてき」といったアラカルトメニューも豊富です。
ワインを購入できるコーナーもあり、同店のソムリエが選んだ60種以上のボトルワインをそろえます。樽(たる)出し生ワインの量り売りも行い、9月以降は店内醸造のワインも加わります。
今後、味を楽しみながらワインのことを学ぶセミナーも開く方針です。広報担当者は「醸造の空間を見て、生ワインの味を楽しんでほしい。鶏皮とのマリア―ジュもぜひ味わって」と話しています。
店名 | 博多ワイン醸造所 竹乃屋 |
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所在地 | 福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル2階 |
営業時間 | 11:00~23:00 |
電話 | 092-409-1758 |