ロバート秋山さんがポイントをゆるく解説 「福岡県だより」PR動画を配信中!

ロバートの秋山さんが演じる「余箇健」編集長(写真はいずれも福岡県提供)

記事 INDEX

  • 編集長「余箇健」が
  • 若者に刺さるように
  • シャレオツに語る!

 「福岡県だより」、読んでいますか――? 福岡県は、各世帯に配布している広報紙「福岡県だより」をより多くの県民に手にしてもらおうと、掲載記事をPRするユーチューブ動画「余箇 健(よか けん)のハイコレ!」の配信を始めました。月2本ほどのペースで、ショート動画を公開しています。

編集長「余箇健」が

 動画には、お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さん(44)が、福岡県だより編集長「余箇健」として登場。独特の語り口で、1回につき一つの記事を雑談のようなエピソードを添えて紹介します。

 『祖父と昔 皿倉山に行ったんだけど、森林やっぱりすごいし、イノシシ出てきたんですよ』


 カーボンニュートラルの記事を紹介した動画では、森林の大切さを語りながら、北九州市の皿倉山にちなんだ小話を披露します。

 『目を外したら祖父がイノシシにサイダー飲ませてたんです。まず、飲むんだ、っていう……』

 秋山さんが幼い頃の思い出話? 県の担当者に尋ねると、「そんなわけないじゃないですか」とバッサリ。「余箇健さんの"実話"です」

若者に刺さるように

 「余箇 健のハイコレ!」は、各回1分以内のショート動画。軽妙な展開で、おもわずクスッと笑ってしまうような内容です。


「余箇 健のハイコレ!」メインビジュアル

 県によると、広報紙は2か月に1度、218万部を制作。各戸に配るほか、市町村の窓口に置いています。制作・印刷費は、今年度予算で約6500万円とのことです。

 県の施策はもちろん、県内のイベントや文化などを紹介。ただ、近年はスマホが普及し、「若者を中心に紙媒体を見る機会が減っている」(県の担当者)と、若年層へのPRが課題になっていたそうです。


福岡県だよりをPRする余箇健編集長


 そこで、北九州市出身で、幅広い層に人気のある秋山さんを起用した動画配信を企画。県だよりを1回発行するごとに、その中から4本程度の記事を紹介してもらうことにしました。


シャレオツに語る!

 取り上げる記事は、県と動画制作会社の担当者が話し合い、「ゆるい」「親しみやすい」といった観点から選びます。撮影では、衣装や小道具、記事を紹介した後の小話などについて、秋山さんがアイデアを出し、コミカルな内容に仕上げています。


メガネを二つかけるなどコミカルな演出も秋山さんの発案

 なお、動画に登場する余箇健さんは「ファッションやアートはもちろん、世界情勢から隣の晩ご飯まで、ジャーナリストとして世界中を飛び回り、数々の専門誌の編集長も手がけてきた59歳の男性」という設定。「故郷の福岡をシャレオツに語る」そうです。

 9月2日からは「福岡県だより9月号」を紹介しています。県の担当者は「動画そのものも楽しめますし、自宅に届いても何となく読まなかった県だよりや福岡のよさを、改めて感じてもらえたらうれしいです」と話しています。



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