「新たなる頂戦」へ 北九州下関フェニックスの新シーズンが開幕
記事 INDEX
- リーグを制し日本一に!
- 中村主将「関門に貢献を」
- 4月1、2日に地元開幕戦
野球の独立リーグ・ヤマエグループ九州アジアリーグに昨年参入した福岡北九州フェニックスが、今季からチーム名を北九州下関フェニックスに変更しました。北九州市と山口県下関市を本拠地とし、スポーツで関門地域の一体感を高めながら、リーグ優勝そして日本一を目指して戦います。
リーグを制し日本一に!
昨季は、リーグ優勝して日本一に輝いた火の国サラマンダーズ(熊本)に次いで、リーグ2位の成績を残したフェニックス。2月16日に下関市で行われた2023年シーズンの体制発表会では、続投する西岡剛監督兼選手が「今年は優勝を目指していく」とあいさつ。竹森広樹社長もリーグを制して、日本一を狙うと力を込めました。
優勝・頂点を目指して戦っていくとの気持ちを込め、シーズンスローガンに「打破〜新たなる頂戦〜」を掲げます。
発表会では、クラウドファンディングで誕生した等身大の球団マスコット・フェニーくんもお披露目されました。球場はもちろん、地域のイベントにも積極的に参加して球団をPRしていきます。
中村主将「関門に貢献を」
3月13日には、チーム全員がユニホーム姿で豊山八幡神社(北九州市八幡東区)で必勝祈願を行いました。参拝後、球団GMを兼任する金本享祐選手は「いよいよシーズンが始まる」と気を引き締め、「お願いしたのは優勝です」と言い切りました。
昨季に続いて主将を務めるのは北九州市・戸畑高校出身の中村道大郎選手です。開幕前から地域のイベント参加やメディア出演を精力的にこなし、チームのファン拡大にも奔走しています。
大学進学で上京して以来約12年ぶりに地元に戻ったこの1年で、「ますます北九州が好きになった」という中村選手。地域のために活動する先輩たちにも刺激を受けたといい、「自分も社会のため、北九州のために役に立つことをしたい。今は野球を通じて北九州、関門地域に貢献できるように頑張りたい」と意気込みを示しました。
4月1、2日に地元開幕戦
新生フェニックスは宮崎県都城市で3月18、19日、今季から九州アジアリーグに参戦した宮崎サンシャインズとの開幕2連戦に臨み、連勝スタートを切りました。
そして、4月1日に北九州市民球場で、2日にはオーヴィジョンスタジアム下関で、ホーム開幕戦を迎えます。対戦相手は「侍ジャパン」の元メンバーで、福岡ソフトバンクホークスでも活躍した内川聖一選手が新加入した大分B-リングス。宮崎での勢いのまま、地元の観客を沸かせてくれることが期待されます。
野球チームが県境をまたいで本拠地を置くのは、これまでに例をみない試みです。関門海峡を挟んで対岸に位置する北九州市と下関市。2007年に「関門連携共同宣言」に調印するなど関係を深める両市の新たな”懸け橋”としても、チームの動向に注目が集まります。
北九州下関フェニックスの試合情報などは公式サイトで確認してください。
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