野球の独立リーグ・ヤマエグループ九州アジアリーグに加盟する北九州下関フェニックスは3月25日、昨年2度の大規模火災に見舞われた北九州市小倉北区の旦過(たんが)市場で、ホーム開幕戦に向けた出陣式を行った。今季はユニホームの背面に「ともにがんばろう!旦過」の文字を入れ、同市場の復興を応援する。
チームは昨年4、8月の大規模火災直後、JR小倉駅前で募金を呼びかけたり、試合会場に募金箱を設置したりした。今季は復興に向けて一緒に歩みを進めるとの思いを込め、ユニホームにメッセージを入れることにしたという。
出陣式では、同市場商店街の中尾憲二副会長が「旦過は復興に向かっている。ユニホームの文字通り、ともに頑張りましょう」と激励。中村道大郎主将は「市場とともに北九州を盛り上げていきたい」と意気込んだ。
ホーム開幕戦は4月1日午後1時から、同区の北九州市民球場で大分B-リングスと対戦する。