新たな旋風を! プロ野球独立リーグで戦う「福岡北九州フェニックス」が始動

九州アジアリーグでの活躍を誓う西岡監督(左から2人目)ら(監督就任の記者会見で)

記事 INDEX

  • 新しいチームの体制を発表
  • 夏に向け羽ばたけるように
  • 北九州で3月19日に開幕戦

 「ホリエモン」の愛称で知られる実業家の堀江貴文さんが設立し、北九州市を本拠地に今季からプロ野球独立リーグ・ヤマエ久野九州アジアリーグに参入する「福岡北九州フェニックス」。北九州市内で2月18日に体制発表会を行い、選手やチームスタッフが紹介されました。長崎でのキャンプを経て、初めてのシーズンがいよいよ始まります。

新しいチームの体制を発表

 地元・北九州市をはじめ福岡県や九州出身の選手も多く名を連ねる中で、主将を務めるのは戸畑高校出身の中村道大郎選手。「自分はこの街を愛する一人の人間。生まれ育った北九州を盛り上げ、全国にアピールしていきたい。アグレッシブにプレーし、どんな時も前向きにいきたい」と力強くあいさつしました。


「どんな時も前向きに」と決意を語る中村選手

 ロッテや阪神で活躍した西岡剛監督(選手兼任)は「しっかりとした土台をつくり、先につなげていきたい」と決意を示す一方、「まだ市民に浸透していない。地域の人たちと触れ合う機会をつくっていきたい」と地域貢献への思いも口にしました。


お披露目された新チームのユニホーム

 この日発表されたユニホームは、ピンストライプでホームが白、ビジターが紺のすっきりとしたデザイン。西岡監督はホーム用のユニホームに袖を通し、「シンプルで渋い」と印象を語りました。


advertisement

夏に向け羽ばたけるように

 チームは2月22日、豊山八幡神社(北九州市八幡東区)で必勝祈願に臨みました。3月10日まで長崎県平戸市で約10日間のキャンプを行い、開幕戦に向けて調整します。


豊山八幡神社で必勝を祈願(提供:福岡北九州フェニックス)

 同じリーグで戦う「火の国サラマンダーズ」や「大分B-リングス」より1か月遅れのキャンプ入りとなりました。西岡監督は「短期間での調整は難しいが、6~7月の暑くなってくる時期には羽ばたけるよう、それまでは体のコンディションを気づかいつつ進んでいきたい」とコメントしています。

北九州で3月19日に開幕戦

 開幕戦は3月19日、北九州市民球場に火の国サラマンダーズを迎えます。投手コーチの寺原隼人さんは体制発表会の質疑応答で、ソフトバンク時代のチームメイト・馬原孝浩さんが監督を務めるチームとの初戦に「馬原さんとはホークス時代に一緒に自主トレもやったし、家に呼んでもらったりと良くしてもらったので楽しみ」と語りました。当時のソフトバンクを知る人にとっても興味深い試合になりそうです。


初めてのシーズンに臨むチームの関係者たち

 リーグ戦では火の国サラマンダーズ、大分B-リングスのほか、福岡ソフトバンクホークスの三軍とも対戦が予定されています。ホームゲームは北九州市民球場のほか、大谷球場、中間仰木彬記念球場、筑豊緑地野球場、福岡県外では大分県中津市と山口県下関市、長崎県平戸市でも試合が組まれます。


球団ロゴ(提供:福岡北九州フェニックス)


 今季のスローガンに「打破~新たな旋風を~」を掲げた福岡北九州フェニックス。チーム始動のシーズン、チャレンジャーとしてどのような戦いを見せてくれるのか注目です。

 開幕3連戦の前売り券は現在発売中。選手情報、試合スケジュールは公式サイトをご覧ください。


advertisement

この記事をシェアする