マリンワールドに新エリアが来春オープン 動物をより間近で
福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」に2024年3月下旬、敷地内の未使用スペースなどを活用して、新たに二つのエリアがオープンする。運営会社「海の中道海洋生態科学館」(福岡市)が発表した。
屋外施設を拡充
新エリアは「アイランドステージ」と「ペンギンビーチ」(いずれも仮称)。ペンギンやアザラシと身近に触れ合える既存の屋外施設「かいじゅうアイランド」を拡充する形で整備する。
アイランドステージ
アイランドステージでは、アザラシやペンギンがパフォーマンスを披露するステージを囲むように座席を配置し、どの角度からでもしぐさや鳴き声などを楽しめるようにする。
ふれあいの場に
ペンギンビーチは、ケープペンギンが生息する南アフリカ・ボルダーズビーチをガラス張りの水槽や砂地で再現する。ペンギンが同エリアの観覧スペースを通って小屋に帰っていく様子を間近で見ることもできるという。
ペンギンビーチ
事業費は約2億円。新エリアのオープンにより、年間来館者数が2万7000人増えると見込んでいる。同科学館は「動物たちとの距離がさらに近くなり、親近感や癒やしを感じてもらえる」としている。