藤井八冠も賞味 福津「光の道スイーツフェア」でおいしく開運!

昨年の竜王戦福津対局で提供されたスイーツも登場(画像はいずれも、ひかりのみちDMO福津提供)

記事 INDEX

  • 最多31店が参加
  • 昨年の竜王戦で
  • 個性派ぞろい!

 “奇跡の絶景”と称される宮地嶽神社(福岡県福津市)の「光の道」のシーズンに合わせて、福津市内の店舗がオリジナルのスイーツを販売する「光の道開運スイーツフェア」が今年もスタートしました。11月19日まで。将棋のタイトルを独占した藤井聡太八冠が、同市内で昨年行われた竜王戦の対局時に注文したスイーツも楽しめます。

最多31店が参加


参道が美しく輝く「光の道」


 光の道は、玄界灘へまっすぐ延びる宮地嶽神社の参道が、沈む夕日に照らされて輝く現象。1年に2回、2月と10月にだけ見ることができ、この秋は神社で10月14~22日に「夕陽のまつり」、21日に「灯明祈願祭」が予定されています。


今年のフェアのパンフレット表紙


 フェアは、この絶景にちなんだスイーツで地域を盛り上げようと2019年に始まりました。一般社団法人「ひかりのみちDMO福津」が主催し、今年は31店が30種類のスイーツを販売します。


パンフレットには各店舗のメニューが紹介されている


 昨年は、11月に市内で開催された第35期竜王戦七番勝負・第5局の「勝負おやつ」がフェアのスイーツから選ばれるとあって、参加店舗が前年までの約1.5倍にあたる29店に。今年はそれを上回る数の店舗が、趣向を凝らしたスイーツを提供します。


昨年の竜王戦で

 昨年の福津対局で藤井竜王と広瀬章人八段が注文したスイーツ5品は、今回のフェアでも販売されます。昨年の対局後も観光客らの注目を集めた品々です。

 2人がともに味わったのは、宮崎産マンゴーを使い夕日を表したバウムクーヘンと、見た目もかわいらしい鯛もなかです。


「アラペイザンヌ 福津店」の『光の道 マンゴーバウムクーヘン』(左、税込み713円)と、「ふっくる」・「津屋崎千軒なごみ」が扱う『光の道 開運鯛もなか』(150円)


 藤井竜王が注文したチョコムースは、チョコで鳥居と太陽、金箔(きんぱく)で光の道を表現しています。


「パティスリー エトワール」の『光の道チョコムース』(480円)


 広瀬八段が選んだ2品も用意されています。オレンジ色の太陽をイメージしてゼリーなどでつくったスイーツと、福津産はちみつと桃を使ったパンナコッタです。


「Pâtisserie Citron」の『光の道 サンセット』(左、500円、各日限定10食)と、「お魚センターうみがめ」の『光の道 ハニーピーチパンナコッタ』(300円)


個性派ぞろい!


 ほかにも、写真映えが狙えたり、地元産の食材を使っていたりと、口にしてみたくなるスイーツがそろいます。

見てびっくり

 大きなリンゴ飴(あめ)を夕日に見立てた「BOCCO VILLA」のパフェは、線香花火が添えられ、ムードを盛り上げます。オーナーがカナダ出身の「CANADA KITCHEN」は、穴から光の道をのぞいて楽しめるチュロスを考案しました。


BOCCO VILLA『光の道 開運Sunsetパフェ』(左、1210円)と、CANADA KITCHEN『光の道 サンセットチュロス』(500円)(いずれも各日限定10食)


特産フルーツ


 福津産の甘夏のジュレを使用した「あんずの里市利用組合」の『光の道 さんでい』は、ソフトクリームやシリアルとの相性も抜群。「cafe & marine sports SUGAR」のフルーツパイは福津産のオレンジ、レモンでさわやかな風味が楽しめます。


あんずの里市利用組合『光の道 さんでい』(左、400円)と、cafe & marine sports SUGAR『光の道 レモンオレンジマンゴーパイ』(600円)


ポイントラリーも開催


 期間中は、お店巡りも楽しんでもらおうと、デジタルポイントラリーを開催。購入店舗でQRコードを読み込むと1か所につき1ポイントたまり、3ポイントで500円分の食事券がもらえます(先着100人)。

 ポイントは、9月に開業した市内のレンタサイクルの2拠点「リンリンなごみ」「リンリンふっくる」でもたまります。フェアの詳細は公式サイトで案内しています。

 10月25、26日には、北九州市内で第36期竜王戦の七番勝負第3局が予定されています。DMO福津の中村留美事業本部長は「北九州での対局が近づく中、昨年の福津対局を思い起こして訪ねてくるお客さまもいます。北九州対局も契機に、地域一帯の盛り上がりにつながれば」と期待を寄せています。


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