西鉄「つながるバス停」が八女にオープン あの面白法人がプロデュース
記事 INDEX
- バス停を情報発信と交流の拠点に!
- 「面白法人カヤック」プロデュース
- コミュニティー通貨「ロマン」とは
西鉄バス久留米は10月11日、福岡県八女市の福島バス停留所に待合室「つながるバス停」をオープンしました。ブランディングや地域プロモーションを手がける「面白法人カヤック」(神奈川県鎌倉市)がプロデュースし、施設は八女市が運営します。
バス停で"ゆるく"つながる
つながるバス停は、老朽化した旧待合室の建て替えを八女市が要望したことから計画がスタート。バス利用者が集まる停留所本来の機能に加え、八女の魅力を発信し、利用者が交流する機能を融合しました。
施設には自由に読むことができる約100冊の書籍が並び、八女市に関係した人が交代で選者を務めます。30種類のオリジナルしおりが用意され、バス停の利用者がしおりを通じてゆるく交流できます。
また、施設の内外装には八女市産の杉材を使用。県立八女農業高校が減農薬で栽培した水出し緑茶も飲めます。
コミュニティー通貨「ロマン」も誕生
つながるバス停のオープンに合わせ、市内約40か所で使えるコミュニティー通貨「まちのコイン」の利用も始まりました。まちのコインはカヤックがスマホアプリで展開するサービスで、地域内で交流するほど仮想通貨「ロマン」が増えていきます。
たまった「ロマン」は、飲食店が主催する料理講習会や抹茶の飲み比べ体験など、地域で催されるイベントで使用できます。
つながるバス停でも500ロマンと交換で、バス停のロゴが入ったオリジナルボトル(数量限定)がもらえます。
八女の資産はポテンシャルが高い
つながるバス停の開所式に出席したカヤックの柳澤大輔CEOは「八女市はお茶をはじめ、世界で勝負できる資産があり、ポテンシャルは高い。つながるバス停はコンセプトが良く、これから楽しくなりそう」と語りました。
八女市定住対策課の溝尻竜夫さんは「バス停が市外から訪れる人たちとの新たな"つながり"を生んでくれたら。多くの人に八女市の魅力を知ってもらい、移住や定住促進につなげていきたい」と期待しています。