九州観光の魅力を学園祭で発信 福岡大学のプランが最優秀賞に
最優秀賞に選ばれた福岡大の学生ら
九州観光機構が主催する「学生対抗 九州観光ビジネスプランコンテスト」が2025年12月13日、福岡市で開かれました。最優秀賞に輝いたのは福岡大学のチーム。学園祭を観光PRの舞台にするプランで、学生と地域の協力で作った商品を試験販売したり、九州各県の祭りを再現したりして、観光客の誘致につなげます。メンバーたちは2026年の学園祭での実現を目指し、機構も応援していく方針です。
みんなで盛り上がる場に
福岡大のチームは、商学部3年の岩下芽生さん、西里野乃花さん、小池彩芽さん、大坪ゆずはさん、森若澪央さんの5人。福大を含む福岡都市圏の学園祭は来場者が2万人を超える大規模イベントになっており、学生メインで盛り上がるだけではなく、地域や観光客などもっと幅広い人たちが一緒に楽しめるのではないか――と考えました。
そこで提案したのが、九州各地の事業者が特産品を活用した新商品を開発・販売したり、各地の祭りを一度に観覧できるようにしたりすることです。学生が商品開発や祭りに参加することで、地域の産業や文化にふれる機会となることも目指します。
審査委員長の唐池恒二会長は「学園祭が地域全体で開かれれば、にぎわいが増す。すでに行われているイベントを活用する点で実現性も高い」と評価。学生たちは「来年の学園祭で実現を目指したい」と受賞を喜びました。
若い発想に高まる期待!
4回目を迎えたコンテストには、これまでで最多の70チームがエントリー。特に、九州域外からの参加が増え、第2位の優秀賞には同志社大学のチームが選ばれました。同大の学生たちは、1960~70年代にブームとなった宮崎県への新婚旅行を経験したおじいちゃん、おばあちゃんたちを対象に、子どもと孫の3世代で思い出の地を巡る観光プランを提案しました。
3位は近畿大学の学生のプランでした。九州の大学に留学する1年目の学生に向けて、九州各地の魅力を体感できるバスツアーを開催し、九州ファンを海外に広げていくアイデアを披露しました。
ほかに、音声付き「方言おみくじ」を各地で販売するプラン(福岡女子大学)、九州をペット同伴旅行の聖地にするアイデア(長崎県立大学)なども高く評価されました。
24年のコンテストでは、学習と休暇を組み合わせた「ラーケーション」で九州への誘客を図るプランが最優秀賞を獲得し、機構によって事業化されました。25年も「実現性が高い」との声が審査員から上がり、機構は学生と協力しながら取り組みを進める考えです。若い発想を生かした九州観光の盛り上がりに期待が高まります。







