ららぽーと福岡が2022年春に開業 「キッザニア」と「おもちゃ美術館」を中核に

ららぽーと福岡の全体イメージ(提供:三井不動産)

記事 INDEX

  • 福岡市青果市場跡に九州初進出
  • 仕事体験やおもちゃで楽しめる  
  • 「地域に長く愛される施設に」

 福岡市博多区那珂の青果市場跡地に2022年春、商業施設「ららぽーと福岡」がオープンします。中核テナントとして、子どもたちが職業体験をできる「キッザニア福岡」、たくさんの玩具で遊べる「福岡おもちゃ美術館」が九州に初めて進出します。

青果市場跡に九州初進出


開放的な広場も整備される(提供:三井不動産)

 ららぽーとは三井不動産(東京)が首都圏を中心に展開する商業施設で、1981年に千葉県船橋市に開業して以来、福岡は国内17か所目となります。九州進出は初めてで、三井不動産と九州電力、西日本鉄道が共同で設立した会社が開発を手がけます。

 場所は、JR竹下駅から徒歩9分の青果市場跡地にある8万6600平方メートルのエリア。地上5階、地下1階の店舗棟を建設し、バスターミナルも整備する予定です。


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仕事体験やおもちゃで楽しむ


子どもたちが興味ある仕事にチャレンジするキッザニア ©KidZania

 核テナントには、家族連れをメインターゲットにした2施設が入ります。

 「キッザニア福岡」は、3~15歳の子ども向け職業・社会体験施設。コンセプトは「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を合わせた「エデュテインメント」です。

 現実社会を3分の2のサイズにした街並みには、実在する企業が出展するパビリオンが並びます。約100種類ある仕事やサービスの体験を通じて、子どもたちが楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる施設になります。


おもちゃ美術館のイメージ(提供:福岡おもちゃ美術館)

 アナログのおもちゃ約8000点が集まるのは「福岡おもちゃ美術館」。木育おもちゃや大人も楽しめるボードゲーム、福岡の伝統玩具などで遊ぶことができます。

 福岡県産の木をふんだんに使った館内には、全国のおもちゃ作家の作品が並ぶミュージアムショップや、家具産地として知られる大川の職人とコラボしたギャラリーも併設されます。

 遊びの案内人となるボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」も、開館までに約200人養成する予定。現在、養成講座を開いており、8月分はすでに満席ですが、9月以降の予約をホームページで受け付けています。


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「地域に長く愛される施設に」

 施設の建設はすでに始まっています。7月27日には、キッザニア福岡の入場ゲートに設置される大型の「飛行機」が運び込まれました。実物の旅客機の前方半分を切り取ったもので、長さ約12メートル、重さは6トンあるといいます。


施設に運び込まれた「飛行機」

 ほかのテナントについても、これから順次発表していく予定です。三井不動産の担当者は「感染対策をしっかり行ってオープンを迎え、地域のお客様に長く愛される施設にしていきたいです」と話しています。


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