宗像の海を守ろう! 海洋プラごみで買い物かご

宗像の海にちなんだ買い物かごと菓子を披露する(左から)佐藤社長、伊豆市長ら

 福岡県福津市のイオンモール福津と宗像市の道の駅むなかたで7月4日、同市沖の地島に打ち上げられた海洋プラスチックごみでできた買い物かごが登場した。

湖池屋が宗像・福津の施設に寄贈

 菓子メーカーの湖池屋は、世界遺産の沖ノ島がある宗像の海の保全に協力。4月に地島でビーチクリーンを企画し、住民や大学生ら約130人がポリタンクなどを回収した。

 集まったごみは、リサイクルを手掛けるテラサイクルジャパンが加工。約3500個の買い物かごに生まれ変わり、湖池屋から両施設に寄贈された。

沖ノ島デザインのスナック菓子も


 また同社は4日、沖ノ島の世界遺産登録5周年を記念した「JAPANプライドポテト 宗像 焼のり醤油(しょうゆ)」を発売。パッケージは宗像の海と沖ノ島をデザインし、宗像市の鐘崎漁港で水揚げされたアナゴや同市産のしょうゆを使用。200万袋の販売を目指し、1袋ごとに1円を宗像の海の保全活動に寄付する。参考小売価格は162円前後。


道の駅むなかたの店頭で、買い物客に販売開始をPRする佐藤社長(左)と伊豆市長


 両施設であった発表会で、伊豆美沙子市長は「美しい海を維持し、次世代につなごうという共感を得られる」とあいさつ。湖池屋の佐藤章社長は「宗像の世界遺産と九州の魅力を、全国、アジアに発信していく」と述べた。


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