無添加せっけんで「水質改善」 宗像で報告会

実験結果を報告する関係者ら

 福岡県宗像市沖の地島で、無添加せっけんを島ぐるみで使って、生活排水の水質変化を調べる実証実験に取り組んできたシャボン玉石けん(北九州市)などが9月27日、同市で報告会を開き、「せっけんの使用で水をきれいにできる」との結果を発表した。

 実験は昨年9~11月、同社と山口大大学院、九州環境管理協会、宗像市の4者で実施。地島の一般家庭全約60世帯や市立地島小などに洗濯や食器洗いで合成洗剤の使用をやめてもらい、替わりに、石油系の化学物質や香料などを含まない無添加せっけんを使うよう呼びかけた。

 期間中、定期的に島内の下水処理場の水質を調べたところ、実験前に比べて微生物の種類と量が増え、食べかすや皮脂といった汚れの分解が活発になったことが分かったという。同社は「処理水の汚れが減り、海に流される水をきれいにすることができた」と説明している。

 同社の森田隼人社長は「せっけんが環境に優しいことが証明できうれしい。今後も海の豊かさの発展に貢献したい」と話した。


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