10月28日から「あしや砂像展」 海外彫刻家ら意欲

あしや砂像展の作品を手がける海外の彫刻家ら

 福岡県芦屋町で開催される「あしや砂像展2022」(10月28日~11月13日)で、作品を制作する海外の砂像彫刻家らが12日、町役場で記者会見し、展示の概要を説明した。テーマは「時空を超えて~乗りもの~」で、今年が日本の鉄道事業開業から150年の節目となることから決めたという。

 あしや砂像展は一昨年と昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっており、今回は3年ぶりの開催。会見には、波多野茂丸町長や、プロデューサーの茶圓(ちゃえん)勝彦さん(61)と、アメリカやイタリアの彫刻家6人が出席した。

 発表によると、海外と国内の彫刻家計10人による「プロゾーン」は、関門海峡を通る海底トンネルから新幹線やブルートレインが出てくる光景や、産業の発展を支えた重機や飛行機、未来の乗りものなど13基の作品で構成。地元中学生らによる砂像展示もある。

 茶圓さんは「繰り返し来場してもらえるよう、大人も子どもも楽しめて、歴史を学べるような内容を心がけている。今回も期待してほしい」と語った。

 午前10時~午後9時、レジャープール「アクアシアン」で開催。夜間はライトアップされる。入場料は一般500円、65歳以上400円、小中学生200円など。問い合わせは実行委員会(093-223-3542)へ。


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