炭都・大牟田で国際交流芸術祭 11月13日まで

 炭鉱のまちとして栄えた大牟田をアートを通じて見つめ直す「炭都国際交流芸術祭」が、福岡県大牟田市岬町の市石炭産業科学館で開かれている。

 同市出身で、長野県などを拠点に国内外で活動する画家、梅崎弘さん(67)が美術活動の仲間と2012年から開催。10回目の節目を迎えた今回は、ポルトガルやエストニアなど海外の作家10人も出品している。


炭鉱のまちで暮らした両親の生活を描いた梅崎さんの作品

 国内からは、同市在住の画家、働淳さんら17人の作品を含む約100点を展示。梅崎さんは、かつて「炭都」と呼ばれた大牟田で暮らした両親の生涯を描いた壁画を出品した。

 梅崎さんは「結婚した頃の両親の写真を見つけたことがきっかけで描いた具象画。壁画は今後の芸術祭でも描き続けたい」と話している。

 入場無料。11月13日まで。問い合わせは芸術祭事務局(080-6939-2903)へ。


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