妊娠・出産世帯に10万円給付 福岡市が1月から受け付け

 福岡市は、出産・子育て世帯を支援しようと、妊娠または出産した人がいる世帯に10万円を給付する事業を始めると発表した。事業の詳細は12月中旬にも公表する予定で、来年1月から受け付けを始める。

4月から来年9月を対象に

 市こども未来局によると、4月から来年9月までに妊娠、出産した人がいる世帯が対象。所得制限は設けず、妊娠時に区役所などで保健師の面談を受けた後に5万円を給付し、出産後にも面談を受けた場合に5万円を追加給付する。事業費約25億円は、3分の2を国の補助金で賄い、残りを福岡県と福岡市で折半する。

 同市では、2021年度の出生数が1万2919人と過去15年で最少だった。それだけに、高島宗一郎市長は記者会見で「赤ちゃん用品の購入やお母さんのケアなどにぜひ役立ててほしい」と話した。


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