プロ能楽師と市民が共演 1月28日、大野城まどかぴあ

 プロの能楽師と、体験講座で能楽を学んできた市民による公演「つながる“まどか”能舞台」が1月28日、福岡県大野城市曙町2の大野城まどかぴあ大ホールで開かれる。出演者たちは「本番では最後まで精いっぱい演じたい」と張り切っている。


能舞台に向けて謡の練習に励む受講者

指導を受けた小学生~80歳代の約60人

 公益財団法人「大野城まどかぴあ」が、能楽を通して日本の伝統文化の魅力に触れてもらおうと企画した。県内外で活躍する能楽師16人と、昨年10月から体験講座で、能楽師の指導を受けてきた小学生から80歳代まで約60人が出演する。

 公演は2部構成で、第1部では、体験講座の受講者が能楽師と共演し、代表的な演目である「羽衣」や祝いの曲として親しまれている「高砂」の謡(うたい)を披露する。第2部は、能楽師による「羽衣」を上演する。

 公演を前に、まどかぴあで7日、受講者を対象にした練習が行われた。約40人が参加し、舞台で共演する能楽師の白坂保行さんと久貫弘能さんから謡の手ほどきを受けた。大野城市の小学4年と同2年の姉妹は「分からない言葉もあるけれど、謡うのはとても楽しい」と話した。

 当日は午後2時開演。一般1000円、高校生以下500円。

 問い合わせは、まどかぴあ総合案内(092-586-4000)へ。


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