「いいづか雛のまつり」開催中 3月21日まで

 「いいづか雛(ひいな)のまつり」が福岡県飯塚市内の10会場で始まり、色鮮やかなひな人形など計約8000点が展示されている。3月まで続く春の風物詩。主会場の旧伊藤伝右衛門邸では、豪華な座敷雛(びな)が来場者を迎える。


旧伊藤伝右衛門邸の本座敷に飾られた座敷雛

 まつりは、市や飯塚商工会議所などでつくる実行委員会が地域活性化を目的に2001年から開催。コロナ禍前は例年、期間中の同邸の入館者が1万人を超えるにぎわいだった。

 今回、同邸には全体の半数の約4000点が並ぶ。このうち本座敷では「彩る雛 心躍る日本の祭り」と題した座敷雛がお目見え。博多祇園山笠や青森ねぶた祭、阿波おどりなど各地の祭りを表現し、コロナ禍の早期収束への願いも込められているという。内玄関や道具蔵など16か所にもテーマに沿ったひな人形などが飾られ、制作年代や地域、作者によって違う特徴などを知ることができる。

 ほかの会場は市歴史資料館、庄内ハーモニー、商店街(吉原町、新飯塚、本町、昭和通り、東町)、ひよ子本舗吉野堂飯塚店、旧松喜醤油屋。手作り人形や、柳川地方伝統のひな飾り「さげもん」などを楽しめる。

 いいづか雛のまつりは3月21日まで(展示開始・終了日は会場によって異なる)。問い合わせは飯塚観光協会(0948-22-3511)へ。


advertisement

この記事をシェアする