新型コロナウイルスによる渡航制限の緩和が進むなか、日本人に韓国旅行を楽しんでもらおうと、韓国観光公社福岡支社は2月14日、旅行会社などに向けた商談会を福岡市内のホテルで開いた。
現地の最新情報を発信
会場では、済州(チェジュ)特別自治道やソウル観光財団などの担当者ら約40人が、12ブースに分かれて商談を行った。
日本側から参加した旅行会社の商品企画担当者らは、コロナ下に開業したホテルや新たな観光地などの最新情報を集め、現地の状況を確認した。
済州特別自治道福岡観光広報事務所の徐源俊所長はパンフレットを手にして魅力を紹介。「一部の旅行商品は持ち直しつつある。コロナ前のように行き来できる日が待ち遠しい」と話していた。
旅行業界の活性化に!
韓国観光公社によると2023年は、ドラマ「冬のソナタ」の放送を機に日本で韓流ブームが起こってから20年になる。韓国政府は「韓国訪問の年」と位置づけて、K‐POPや映画、グルメや文化など観光の魅力を高める素材に磨きをかけていくという。
商談会に引き続いて、交流会も行われた。韓国観光公社の徐英忠・国際観光本部長はあいさつで「商談会が両国の旅行業界に役立ち、活性化につながればうれしい」と期待を示し、九州観光機構の里浦徹・事業本部長と固い握手を交わした。