元気発信!「博多どんたく」4年ぶりに通常規模で開催へ

にぎわいを見せた2019年の「博多どんたく港まつり」

 5月3、4日に福岡市で開かれる大型連休中の恒例行事「博多どんたく港まつり」が4年ぶりに通常規模で開催されることになりました。昨年は感染防止のために呼びかけた観覧自粛や、出演者らへのマスク着用は求めません。主催者は「日常を取り戻したことを証明する機会にしたい。ぜひ会場に来てください」と呼びかけています。

 博多どんたくは、福岡市の博多や天神地区を会場にパレードや演舞台でパフォーマンスなどが行われ、コロナ禍前の2019年は約240万人が訪れた大型連休中の全国最大級のイベントです。

 20、21年は中止となり、22年は再開しましたが、規模を縮小しての開催でした。パレードや演舞台は規模を約半分にして、動画投稿サイトやテレビ中継での視聴を求めて、来場自粛を求めました。

 今年は、経済活動や社会活動の正常化が進んでいるとして、主催する福岡市民の祭り振興会は3月13日の総会で満場一致で通常開催を決めました。マスクの着用は各自の判断とし、観客には大声での声援は自粛を求めるなど、感染対策を講じた上で、コロナ禍前の規模に戻します。

 今年は約200万人の人出を見込んでおり、振興会の谷川浩道会長(福岡商工会議所会頭)は「お祭りは、人間の心を元気にする最大の薬です。福岡が元気に頑張っている姿を発信することで、全国に明るい気持ちを広げたい」と話しています。


advertisement

この記事をシェアする