福岡県直方市発祥の高取焼の作品を展示・格安販売する恒例の「高取焼陶器まつり」が4月28日、同市の窯元など3か所で始まる。例年、春と秋に開催され、多くのファンらが訪れる。
高取焼は、福岡藩初代藩主・黒田長政が朝鮮半島から連れ帰った陶工に焼かせたのが始まりとされる。
まつりは、技法を受け継ぐ三つの窯元でつくる直方高取焼組合が主催。63回目の今回は30日までの期間中、同市永満寺の永満寺窯と高取焼工房、同市畑の畑公民館に茶わんや皿、一輪挿し、カップなど様々な作品が並び、いずれも2割引きで販売される。
組合長を務める永満寺窯の清水筑山さんは「高取焼は、使い込むほどに魅力を感じられる。ファンの皆さんに喜んでいただけるよう心を込めて作陶しました」と話している。
問い合わせは永満寺窯内の組合事務局(0949-22-2279)へ。