新型コロナウイルスの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」となり、約3年にわたるコロナ対策が区切りを迎えた5月8日、福岡県内の観光施設では検温器が撤去され、自治体の対策本部も廃止されるなど正常化へ向けた動きがみられた。一方、今後も感染拡大のおそれはあり、県は「重症化リスクの高い人を守る行動を」と呼びかけている。
県は8日以降、宿泊療養施設や保健所による健康観察、感染不安を感じる人の無料検査を廃止する。一方、感染したときに24時間相談できる電話相談窓口(地域別)の設置や、発熱したときに受診できる医療機関を探せる県ホームページの「ふくおか発熱外来検索サイト」の運用は続ける。コロナ患者の入院を受け入れる病床も最大1600床を確保する。
服部知事は8日に記者団の取材に応じ、「これからは自主的な対策に委ねられるが、コロナウイルスが死滅したわけではない。自分自身を守ると同時に、高齢者など重症化リスクの高い人を守る行動をお願いしたい」と話した。
居住地域 | 窓口 | 電話番号 |
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福岡市 | 市新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル | 050-3665-7980 |
北九州市 | 市新型コロナ受診・相談センター | 050-3665-8105 |
久留米市 | 市新型コロナウイルス相談センター | 0942-30-9750 |
3市以外 | 県新型コロナウイルス感染症総合相談窓口 | 050-3665-8126 |