北九州市で8月に開かれる「第36回わっしょい百万夏まつり」に向け、同まつり振興会に所属する北九州青年会議所が、同市八幡東区にあったテーマパーク「スペースワールド」で活躍したマスコットキャラクターの復活を企画した。キャラクターの頭部やコスチュームの製作費などを募るクラウドファンディング(CF)を、6月30日まで実施している。
コスチューム費など募るCF 6月末まで
スペースワールドは1990年に宇宙をモチーフに開業して多くのファンを集めたが、2017年末で閉園した。キャラクターの「ラッキーラビット」や「ヴィッキーラビット」は現在でも根強い人気を誇ることから、同会議所が今年の北九州市制60周年の節目に合わせて復活を企画。同まつりで8月6日に行われる「わっしょいパレード」に参加してもらうことにした。
CFサイト「キャンプファイヤー」で支援を募り、目標額は500万円。キャラクターそれぞれの頭部とコスチュームを計約220万円で製作し、管理費やパレード参加の準備費などにも充てるという。
CF実施にあたり、キャラクター作者の松下進さんは「市制60周年の今年、ラッキー&ヴィッキー・ラビットがお祝いに帰って来てくれることになった。皆さんの熱い熱い気持ちに感謝している」とのメッセージを寄せた。
プロジェクトリーダーで同会議所理事の高橋啓太さんは「パレードをお披露目の舞台にしたい。その後もファンらの期待に応えられるよう活動してほしい」と話している。問い合わせは高橋さん(090-6891-1212)へ。