飯塚オート新人・浜野翼選手 「父を超えたい」活躍誓う

 福岡県飯塚市の飯塚オートレース場に所属する新人・浜野翼選手(23)がデビューし、7月31日、久世賢治・副市長に報告した。

デビュー前の大けが乗り越え


久世副市長(左)に活躍を誓った浜野選手(中央)

 浜野選手は福岡市東区出身。デビューを控えた今年1月、訓練中に落車し、左肩を脱臼するなど全治4か月の重傷を負った。このため、デビューは同期2人に遅れ、7月10日にようやく果たした。結果は4着と少し悔しさが残った。それでも6レース目で初勝利を手にした。

 父親の淳氏は、オートレース界の最高峰に位置づけられるスーパーグレード(SG)で4度の優勝を誇る現役選手。勝負の厳しさや、危険と紙一重であることを知るだけに、浜野選手がレーサーになることには当初は反対だったという。

 浜野選手は飯塚オートレース場の関係者らとともに市役所を訪れ、久世副市長にあいさつ。「けがで出遅れた分、巻き返して、いつかは父親を超える選手になりたい」と活躍を誓っていた。


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