宮若市が副市長を全国公募 「見識豊かで発想柔軟な人」
福岡県宮若市は8月1日、昨年3月から空席が続く副市長について、人材を全国から公募すると発表した。副市長の公募は県内では初めて。
昨年3月から空席続く
同市では、昨年3月の市長選で塩川秀敏氏が現職を破って初当選。当時の副市長は同月に退任した。以降、塩川市長が後任を探したものの適当な人材が見つからず、公募を決めた。
副市長の任期は4年で、年収は約1100万円。応募対象は日本国籍を持ち、行政機関や民間企業などで勤務経験のある40歳以上の男女。希望者は8月21日~9月13日に必要書類と論文(2000字以内)を提出する。市は書類審査や面接を経て10月下旬に候補者を決め、市議会12月定例会に人事案を提案する。
市の人口は約2万6500人。トヨタ自動車九州などが進出しており、工業分野で発展が進む一方、人口減少が大きな課題になっている。
市は副市長の人材に関し、「豊かな見識と、柔軟な発想を持った人を求める」としている。問い合わせは市総務課(0949-32-0511)へ。