「明治安田生命福岡ビル」が中洲に開業 ホテルも入居

 明治安田生命保険が福岡市博多区中洲で建て替え工事を進めていた「明治安田生命福岡ビル」を8月4日に開業しました。多目的ホールと三菱地所グループのホテルが入る14階建てです。同社が提携するJリーグと連携したイベントのほか、「笑い」で健康になることを目的とした落語の寄席、ライブなど多彩なイベントが計画され、市民のにぎわいの場になりそうです。


開業した明治安田生命福岡ビル


博多のにぎわいの場に


 ビルは、福岡市地下鉄・中洲川端駅近くで、博多リバレインの向かい側に立地しています。1階には「明治安田ホール」(240人収容)が入ります。


 建て替え前のビルにも8階にホールがあり、地元の音楽教室や文化教室の発表会や映画の上映会などで市民に親しまれてきました。新ビルのホールも音楽イベントのほか展示会、会議などに利用できる多目的施設として運用します。


240人収容のホール


 Jリーグと連携する「明治安田ヴィレッジ」の取り組みとして市民が集う場所にする予定で、スポーツに関連するイベントのほか、「笑い」を通して健康増進につなげようと、お笑いライブ、落語の寄席などのイベントの開催を計画しています。オープン記念イベンでは、8月8~13日に親子で楽しめる「鉄道おもちゃ体験らんど」(入場無料)などが開かれます。


 1階から14階には三菱地所グループのホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」が入居しました。18平方メートルのダブルから89平方メートルのスイートまでの255室です。ミレニアム世代をターゲットとしたホテルブランドで、九州産木材の木目を生かした天井などの建具や、シンプルなデザインの家具や内装が特徴です。


ホテルのコーナーデラックスツイン


 宿泊者以外も利用できるレストランやラウンジも2階に併設し、ラウンジでは毎週金曜と土曜に地元アーティストが出演する音楽イベントも開催する予定です。


 4日は関係者らがテープカットで開業を祝いました。明治安田生命の永島英器社長は「前のビルも地元に親しんでもらってきた。新ビルも市民の元気につながる空間にしていきたい」と話しています。ホテルの利用客だけでなく、市民にも開放されたにぎわい空間になりそうです。


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